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世界のアリ生息数は2京匹、研究者「生態系の重要な担い手」

 地球上に生息するアリの総数は2京匹に上るという研究結果が、米国科学アカデミー紀要でこのほど発表された。コスタリカのブラウリオカリージョ国立公園で2012年6月撮影(2022年 ロイター/Juan Carlos Ulate)

[ワシントン 20日 ロイター] - 地球上に生息するアリの総数は2京匹に上るという研究結果が、米国科学アカデミー紀要でこのほど発表された。人間1人当たり約250万匹のアリがいることになる。

研究の共同著者である独ヴュルツブルク大学と香港大学の昆虫学者パトリック・シュルトハイス氏は「アリは栄養循環、分解プロセス、植物の種の散布、土壌のかく乱に非常に重要。何よりその数の多さが生態系の重要な担い手となっているのです」などと指摘した。

アリは南極大陸、グリーンランド、アイスランド、一部の島国を除く地球上のほとんどの場所に生息し、1万2000種以上いるとされる。

同氏らは、アリが生息する全ての大陸にまたがる個体群に関する研究489件に基づいて分析を行った。ただ、アフリカなどについてはデータが少なく、研究が十分ではないという。

シュルトハイス氏は、大半のアリは人間にとっても非常に有益な存在だとし、「2京匹のアリが運び、取り除き、リサイクルし、食べている有機物の量について考えてほしい。実際、アリは生態系エンジニアと言えるほど、生物学的プロセスの円滑な運用に不可欠な存在だ」と述べた。

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