[ワシントン 21日 ロイター] - 米ユタ州中部の地層から出土した9600万年前(白亜紀)の恐竜の化石が、大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tレックス)の祖先とみられることが分かった。科学誌コミュニケーションズ・バイオロジーに21日、研究結果が掲載された。
全長約3メートル、体重78キログラムとみられるこの恐竜は「モロス・イントレピドゥス」(破滅の先ぶれ)と名づけられた。小型の恐竜だが、3000万年後に現れる全長13メートル、体重7トンにもなるTレックスの祖先だという。
モロスがどのようにして進化し、大型恐竜になったかを解く鍵になるとみられる。
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