Reuters logo
焦点:「5月売り逃げ」戦略実らず、堅調さ保つ世界株市場
September 29, 2016 / 6:31 AM / a year ago

焦点:「5月売り逃げ」戦略実らず、堅調さ保つ世界株市場

[ロンドン 28日 ロイター] - 株式市場で今年「5月に売り逃げろ」という格言に従った投資家は後悔しているだろう。相場が第3・四半期中に新興国、日本、ユーロ圏でいずれも上昇し、米国でも底堅さを保ったためだ。

 9月28日、株式市場で今年「5月に売り逃げろ」という格言に従った投資家は後悔しているだろう。相場が第3・四半期中に新興国、日本、ユーロ圏でいずれも上昇し、米国でも底堅さを保ったためだ。NY証券取引所で7月撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

第3・四半期のドル建てでみた主要株価指数の上昇率は日本と新興国が10%弱、ユーロ圏が6%弱で米国は3%。6月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことで各国中銀の金融緩和は長引くとの見方が広がり、投資家が株式など高リスク・高利回り資産に殺到した。

イングランド銀行(英中央銀行)はEU離脱派勝利を受けて政策金利を過去最低に引き下げ、量的緩和を拡大。米連邦準備理事会(FRB)は利上げを見送って日銀は金融政策の新たな枠組みを打ち出し、欧州中央銀行(ECB)も一段と緩和を強める公算が大きい。

株式市場のボラティリティの低下は株価上昇に道を開いた。第3・四半期中は債券市場のボラティリティも小さかった。

ロベコ・インベストメント・ソリューションズの最高投資責任者(CIO)のルーカス・ダールダー氏は「第3・四半期は極めて落ち着いていた。やや異常な印象だ。この流れが続くと予想することはできない」と述べた。

第3・四半期は高利回り債も好調で、約5%上昇した。利回りの追及が困難さを増し、投資家はより流動性が薄く、よいリスクが高い資産へと向かわざるを得なかった。

第4・四半期にはボラティリティがかなり大きくなるかもしれない。世界的に経済が悪化し、企業業績は低迷、11月の米大統領選を巡り政治的な不透明感も高まっているためだ。

HSBCのアセットアロケーションチームは今月初め、警戒感が高まっているなどとして、ポートフォリオにおける現金の比率を0%から17%へと大幅に引き上げた。

(Jamie McGeever記者)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below