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陸上=CAS、セメンヤの訴え退ける 男性ホルモン値制限巡り

 5月1日、CASは、五輪の陸上女子800メートルで金メダルを獲得したキャスター・セメンヤの、男性ホルモンの値の高い女子選手の出場資格を制限する新規定撤回を求める訴えを退けた。ドーハで2018年5月撮影(2019年 ロイター/Ibraheem Al Omari)

[ケープタウン 1日 ロイター] - スポーツ仲裁裁判所(CAS)は1日、五輪の陸上女子800メートルで金メダルを獲得したキャスター・セメンヤ(28、南アフリカ)の、男性ホルモンの値の高い女子選手の出場資格を制限する新規定撤回を求める訴えを退けた。

国際陸連(IAAF)は、性分化疾患の女性アスリートは男性ホルモンであるテストステロンの値が高く、それによって不公平な優位性を得ていると主張。女子の400メートル─1マイルの間の種目について、基準値まで下げることを求める新規定を導入しようとしていた。

CASはこれが、女子選手による競技の公平性を守るという目的のために必要だと結論付けた。

生まれ持った体質を変えず、ありのままで競技に参加したいと主張していたセメンヤ。この結果を受け、弁護士を介して声明を発表し、「CASの判決が私を止めることはない。もう一度立ち上がり、南アフリカ、そして、世界中の若い女性とアスリートをインスパイアし続ける」と述べた。

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