May 15, 2018 / 6:42 PM / 4 months ago

米中立金利、堅調な経済成長でも上昇しておらず=SF連銀総裁

[ミネアポリス 15日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は15日、米経済の継続的な成長、および前向きな見通しは基調的な中立金利の上昇に何の役割も担っていないとの考えを示した。

連邦準備理事会(FRB)内では中立金利の推計値に幅が出ており、現在見られている堅調な経済成長で中立金利が押し上げられているかについても見方が分かれている。

ウィリアムズ総裁はエコノミック・クラブ・オブ・ミネソタで行った講演で、こうした楽観的な見方は「検討違い」であるとの考えを示し、人口の高齢化や世界的な安全資産への需要の高まりなどの長期的に作用する力学を踏まえると、中立金利は2.5%近辺にとどまっているとの見方を示した。

中立金利は、経済上の決定を抑制することも促進することもせず、安定的なインフレと力強い雇用の双方と矛盾しない金利水準のことを指す。FRBが設定するフェデラルファンド(FF)金利誘導目標はあと3回の利上げで2.5%に近づく可能性があり、FRBは長らく掲げてきた「緩和的な」政策は終了したとの認識を示す必要に迫られる可能性がある。

ウィリアムズ総裁は、継続的に利上げを行っていくことは「金融政策の正しい方向」との認識を示しながらも、前向きな見通しや財政政策による「追い風」のなかでも、中立金利が上昇しているとの確証は得られていないと指摘。「FRBが利上げを継続していくなかでも、中立金利を押し上げる基調的な要因はこれまでよりも弱くなっている。短期金利が2.5%近辺であるとの新常態(ニューノーマル)を踏まえると、金利は過去と比べると低水準にとどまる公算が大きい」と述べた。

ウィリアムズ氏は6月にニューヨーク連銀総裁に就任する。

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