August 28, 2019 / 10:07 PM / in 19 days

経済を過熱気味にする方向に「バイアス」=SF連銀総裁

 8月29日、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、経済を過熱気味にすることによる利益のほうが不利益よりも大きいとし、現行の緩和的な米金融政策を支持する考えを示唆した。7月撮影(2019年 ロイター/Ann Saphir.)

[ウェリントン(ニュージーランド) 29日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は29日、経済を過熱気味にすることによる利益のほうが不利益よりも大きいとし、現行の緩和的な米金融政策を支持する考えを示唆した。

総裁は当地でのニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)と国際通貨基金(IMF)向けの講演準備原稿で、現在インフレ圧力がほとんどなく、完全雇用を巡るかなりの不透明感があることを踏まえると、可能な限り雇用を増やすことの方へ傾いているとの考えを示した。

米失業率は3.7%と、約10年ぶり低水準となっている。一方、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)目標の2%を数年にわたり下回っている。総裁はこうした状況を懸念しているとし、景気減速時に利下げで対応する余地が狭まると指摘した。

9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定した場合、どのような代償があるかについては直接言及せず、通商問題や世界経済の減速に関しても触れなかった。

一方、自身の研究を取りあげ、経済を過熱気味にすることは、アフリカ系米国人など不利な条件に置かれた人々に偏って利益をもたらすと指摘。アフリカ系米国人の失業率は最近、過去最低を記録している。

金利を低水準で維持することは、過度のリスクテイクを促し、金融の安定を脅かす可能性がある一方で、過去最高水準となっている企業債務は現在、金融の安定に深刻なリスクとはなっていないとの認識を示した。

総裁は今年FOMCの投票権を持っていない。7月のFOMCでは利下げを支持した。

*内容を追加して再送します。

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