October 31, 2014 / 4:46 AM / 5 years ago

シャープが4年ぶり中間最終黒字、営業利益は計画未達

[東京 31日 ロイター] - シャープ(6753.T)が31日発表した2014年4―9月期の連結当期純損益は、47億円の黒字(前年同期は43億円の赤字)で、4年ぶりに中間最終黒字を確保した。主力の液晶事業で、中国スマートフォンメーカー向けの出荷が伸びた。

 10月31日、シャープの4―9月連結営業利益は、国内が苦戦し13.6%減となった。東京で2月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

一方で、連結営業利益は13.6%減の292億円だった。円安進行で白物家電の採算が悪化したほか、消費税増税で国内の太陽光発電の販売が苦戦、電子部品も不振で、計画していた3.5%増益の350億円を下回った。

また、太陽光発電事業では、米子会社リカレントエナジー社の事業資産の評価減も響いた。電子部品事業は、任天堂(7974.T)向けの販売が減少したのが響いたようだ。

4―9月期は、営業外費用で欧州事業の縮小で構造改革費用を計上したが、パイオニア6773.T株やルネサスエスピードライバ株など資産売却益を計上。当期純損益は、従来計画の50億円並みを確保した。

<7―9月期の液晶は微増>

主力の液晶事業は、中国のスマートフォンメーカー向けの出荷拡大で好調。4―9月期の営業利益は前年比2.4倍の208億円で大幅増益を確保した。通期の営業利益計画は同32.2%増の550億円で、順調に推移している。

記者会見した高橋興三社長は、中国スマホメーカー向けの中小型液晶の売上高が4―9月期で1000億円の規模に達したことを明らかにした上で「下期はそれより増える」と述べ、期初計画の通期2000億円の上振れを示唆した。

ただ、7―9月期だけみれば液晶事業の営業利益は186億円で、前年同期比2.7%増にとどまった。前期から、中国メーカーの顧客が増えたのは上乗せ要因だったが、一方で、米アップル(AAPL.O)のiPhone6用の液晶の出荷がずれ込んだことが響いたようだ。

テレビ用の大型液晶の価格は下落しているが、採算の高い中小型液晶の出荷を増やす計画。主力工場の亀山第2工場の中小型液晶の生産比率は7―9月の平均で40%(4―6月は35%)に高まった。下期にかけて中国スマホメーカーの開拓を一段と進め、50%に高めていく計画。

2015年3月期の業績予想は維持した。営業利益は前年比7.9%減の1000億円の黒字、当期純利益は同2.6倍の300億円。ムソン・ロイターの調査によると、アナリストの予測平均は営業利益が943億円、当期純利益が284億円となっている。

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村井令二 藤田淳子 編集:宮崎大

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