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シャープ、18年初頭に有機EL量産へ 高級スマホ需要に照準

 2月25日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の支援受け入れを決めたシャープは、2018年初頭にも有機ELの量産を始めると発表した。写真は4日の記者会見で撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 25日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業2317.TWの支援受け入れを決めたシャープ6753.Tは25日、2018年初頭にも有機ELの量産を始めると発表した。今後、米アップルAAPL.Oの「iPhone」などハイエンドのスマートフォン(スマホ)は有機ELにシフトする可能性が高く、鴻海から得た資金を有機EL投資に振り向けることで、需要の取り込みを図りたい考えだ。

研究開発ラインとパイロットライン、量産ラインを新たに亀山工場内に立ち上げる。2019年までに研究開発ラインに280億円、パイロットラインに480億円、量産ラインに1240億円の計2000億円を投資、月間5.5インチパネル1000万枚相当を生産できる体制を整える。この結果、年間9000万枚相当のスマホ向け有機ELを生産、年間2600億円の売り上げをめざす。

有機ELは液晶に比べて薄く、輝度が高いため、スマホや車載向けディスプレー、薄型テレビなど幅広い分野での成長が期待されている。一方、低・中価格帯の携帯電話は引き続き液晶ディスプレーが使用される可能性が高く、液晶と有機ELとの両輪で、ディスプレー事業を強化する。

シャープは鴻海などを引受先とする総額約4890億円の第三者割当増資を実施する。払込期間は6月28日から9月5日まで。増資後の鴻海グループの議決権割合は66.07%となり、シャープは鴻海の傘下で再生をめざす。

*内容を追加します。

志田義寧

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