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サード・ポイント、シェルの大株主として会社分割要求

「物言う株主」として知られるダニエル・ローブ氏率いるヘッジファンドの米サード・ポイントが、英蘭系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルの大株主となり、業績と企業価値向上に向けて会社分割を要求している。写真はシェルのロゴ。ワルシャワで2017年6月撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)

[27日 ロイター] - 「物言う株主」として知られるダニエル・ローブ氏率いるヘッジファンドの米サード・ポイントが、英蘭系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルの大株主となり、業績と企業価値向上に向けて会社分割を要求している。

事情に詳しい関係者によると、サード・ポイントが保有するシェルの株式は約7億5000万ドル相当。シェルの時価総額はおよそ1900億ドルだ。

シェルは他の大手石油会社と同じく、株主や各国政府から脱炭素化を迫られ、再生可能エネルギー事業を拡大しつつ、化石燃料事業の圧縮に取り組んでいる。

ただローブ氏は顧客向け書簡で、シェルはこうした圧力のせいで各事業の戦略に「一貫性を欠いている」と指摘し、経営改善の余地があるとの見方を示した。ロイターが書簡の内容を確認した。

シェルはサード・ポイントと予備的な話し合いに入っていると認めつつ、「株主価値を生み出すことを重視する形の企業戦略を常に点検し、評価している」とコメントした。

ローブ氏は書簡で、シェルが旧来のエネルギー事業を液化天然ガス(LNG)、再生可能エネルギー、トレーディング事業から切り離すことを考えるべきだと主張。「シェルはあまりに多くの相反する利害関係者が、あまりにもさまざまな方向性を追求する状態に置かれている」と述べ、コスト削減や脱炭素化にもっと積極的に取り組める別の形態になれば、その恩恵に浴することができるとしている。

またローブ氏は、シェルの過去20年の年間リターンはわずか3%で、株主にとってはずっとつらい局面だったと苦言を呈した。

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