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シェル、20年の原油・精製品取引収益は26億ドル 前年の2倍に

[ロンドン 12日 ロイター] - 英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは11日公表した年次報告で、2020年の原油および石油製品の取引部門の収益が前年比2倍の26億ドルに達したと明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大による燃料需要は急激に落ち込んだが、これを補うのに寄与した形だ。

シェルの原油の取引事業は、20年の石油製品部門の総収入59億9500万ドルの43%を占めた。昨年の原油販売量は28%減少し、平均で日量471万バレルを記録した。

これに対し、ロイターが確認した英BPの内部資料によると、同社で石油・ガス取引を行う部門の利益は昨年、40億ドル近い利益を稼ぎ出した。これは過去最高だった19年実績にほぼ匹敵する水準だ。

こうした石油メジャーは、陸海に設けた貯蔵施設で原油を保管することで、その需要が落ち込んだ時期であっても大きな利益を上げることが可能だ。さらに、シェルは精製、小売り事業などにより、世界で起こる短期的な需給の変化もうまく利用できるようになっている。

調査会社バーンスタインのアナリスト、オズワルト・クリント氏は、両社の好調な取引事業は、新たな価値を創造する力があることを示したと指摘。その上で「石油・ガスから移行するのに伴い、再生可能エネルギーへと受け継がれていくだろう」と話した。

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