[バチカン市 30日 ロイター] - ミケランジェロの作品を含む500年以上前に描かれたシスティーナ礼拝堂のフレスコ画は、昨年導入されたハイテクを駆使した最新の空調・照明設備により、今後は修復の必要がなくなる公算が大きい。
ローマ法王庁(バチカン)の美術館担当者は30日、技術・美術面からの調査結果を発表。「20年前の修復はまだ維持できている。したがって、われわれに必要なのは、現状の保存に焦点を合わせることだ」と述べた。
フレスコ画にとって、外から持ち込まれる埃や人間の汗、二酸化炭素は主要なリスクとなる。14年間の修復が完了した1994年当時の来場者は年間150万人程度だったが、現在その数は600万人に達しており、新たな保護技術が模索されていた。
1年前に導入した空調は空気をゆっくり動かす仕組みのほか、多数の隠しカメラやモニターで環境をチェックしている。
美術館担当者は、12月に始まる「慈しみの特別聖年」に伴って予想される来場者の増加にも対応可能とし「幸運にも間に合った」と述べた。