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韓国SKイノベーション、バッテリー事業の分離・上場を検討

 7月1日、韓国SKイノベーションのキム・ジュン最高経営責任者(CEO)は、バッテリー事業のスピンオフ(分離・独立)と上場を検討していると述べた。写真は韓国ソウルで2017年2月撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国SKイノベーションのキム・ジュン最高経営責任者(CEO)は1日、バッテリー事業のスピンオフ(分離・独立)と上場を検討していると述べた。

同社はバッテリー生産能力計画を上方修正。年間のバッテリー生産能力を2025年に200ギガワット時にするとし、従来目標の125ギガワット時から6割引き上げた。現在の年産能力は約40ギガワット時。

キムCEOはバッテリー事業の新規株式公開(IPO)の可能性について問われ、「機会があれば、ナスダックのみに上場するか、重複上場するかどうかを選択肢として検討する」と言明。「バッテリー事業の分離方法は決定していない。成長するバッテリー事業をさらに成長させるにはかなり多くのリソースが必要であるため、リソースを確保する方法の1つとしてスピンオフを検討している」と付け加えた。

スピンオフ検討のニュースを受け、SKイノベーション株は序盤の取引で一時9.3%下落し、3週間ぶりの安値を付けた。

SKイノベーションは米国、ハンガリー、中国、韓国にバッテリー生産工場を保有している。

バッテリー事業トップによると、世界の電気自動車バッテリー市場で2030年までにシェア20%以上を確保することが目標という。

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