[チューリヒ 13日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、ジェローム・バルク事務局長を解任したことを発表した。
バルク氏は2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、イスラエルの元選手と結託してチケットを確保し、転売する案に関与した疑惑を持たれている。
昨年8月から暫定的な資格停止処分を受けており、今年1月にはFIFA倫理委員会から9年間の資格停止処分が適当とされ、審議が進められている。
FIFAは9日に解任を決断したことを明かしたが、理由については触れなかった。
バルク氏は、8年間の資格停止処分を受けたゼップ・ブラッター会長の右腕として活動し、2010年W杯アフリカ大会、2014年大会の準備を任されるなど、FIFAで強い実権を握っていた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」