[ミラノ 20日 ロイター] - スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、欧州サッカー連盟(UEFA)による、ACミラン(イタリア)への来季の欧州リーグ(EL)出場停止処分を取り消す裁定を下した。
UEFAは先月、クラブの収支均衡などを求めたフィナンシャル・フェアプレーの規約に抵触したとして、2018─19年シーズンのELからミランを除外したと発表していた。
その後、米国のヘッジファンドであるエリオット・マネジメントが、中国人のリー・ヨンホン氏が保有していたミランの支配権を得るとともに、5000万ユーロ(約65億3000万円)を投入して財務状況の安定化を図ると約束していた。
CASは、これにより同クラブの財政状況が改善されたと述べた。
エリオットはこの裁定を「重要な第一歩」と歓迎。同社のスポークスマンは「この(財政)再建は一夜で解決できるようなプロジェクトではなく、この先多くの課題が待ち受けているが、エリオットは対処する用意がある」と述べた。
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