[ロンドン 20日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグのアーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督(68)は20日、今シーズン終了後に退任すると明らかにした。在任期間は約22年となり、同リーグの歴史で最も成功した監督の1人だった。
ベンゲル監督は声明文を公表し「慎重に考慮し、クラブとも協議した結果、シーズン終了後に退任することが適切だと考えた」と述べた。アーセナルとの契約は今季末で切れる。
同監督は「長く思い出深い期間、このクラブを指揮するという栄誉に預かることができて感謝している」と述べ、ファンらに対しシーズン終了までチームを応援するよう呼び掛けた。
アーセナルは現在、リーグで6位と、上位5チームから引き離されている。ただ、欧州リーグ(EL)の準決勝に残っており、ELで優勝すれば、リーグで4位以内に入れなくても来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることができる。
後任候補にはドイツ人のトーマス・トゥヘル氏らが挙がっている。同氏は昨年、ボルシア・ドルトムントとの契約を解除した。