[24日 ロイター] - サッカーのスペイン1部リーグのハビエル・テバス会長は、アトレチコ・マドリードからバルセロナへ同リーグ間で移籍したアントワーヌ・グリーズマンをめぐり、アトレチコが同選手の登録を差し止めるよう要求していることを明かした。
バルセロナは今月、1億2000万ユーロ(約144億6000万円)の移籍金でグリーズマンを獲得したと発表した。一方でアトレチコは、契約解除条項に定められた金額が支払われていないと主張している。
契約解除金は7月1日に2億ユーロから1億2000万ユーロに低下したが、アトレチコはグリーズマンが5月14日に退団を明言しており、バルセロナとの交渉がより早く始まっていた証拠だとしている。
テバス会長はスペインメディア「オンダ・セロ」に対し、「アトレチコからはバルセロナへグリーズマンの移籍を認めるか否かの申し立てがあった」と話し、「選手の移籍をブロックすることは可能だ。リーグはどのような対応をするか決めなければならないだろう」と述べた。
グリーズマンはすでにバルセロナの選手として、23日に日本で開催されたチェルシー(イングランド)との親善試合に出場している。