[23日 ロイター] - サッカーのスペインリーグを放送する同国メディア「Mediapro」の責任者は23日、新型コロナウイルスの脅威が続いていることから、少なくとも来年までは無観客で試合が行われるとの見解を示した。
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けて、世界中で多くのスポーツイベントが中止や中断となっているなか、同じ欧州のドイツ1部ブンデスリーガなどでは来月から無観客でのシーズン再開を検討。スペインリーグも10億ユーロ(約1160億円)という損失を回避するため、シーズン再開に向けて議論を重ねており、その方法のひとつに無観客開催も含まれている。
「Mediapro」責任者のジャウマ・ロウレス氏は、スペインラジオ局「オンダセロ」に対し、「ワクチン摂取が可能になるまで少なくとも1年はかかるので、それまでは誰も危険にさらすことはできない。2万人がスタジアムで社会的距離を保つことは不可能だ」と述べ、「2021年までは無観客で行われるだろう」と続けた。
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