[アスンシオン 29日 ロイター] - ファンの暴動により延期されたサッカーの南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯決勝第2戦が、12月9日にレアル・マドリード(スペイン)のスタジアムで行われる見通しだ。アルゼンチンやスペインのメディアが29日に報じた。
アルゼンチンで熾烈(しれつ)なライバル関係にあるボカ・ジュニアーズとリバープレートで争われているリベルタドーレス杯決勝の第2戦は今月24日に行われる予定だったが、リバープレートの一部ファンがボカのチームバスを襲撃し、ボカの選手数人が負傷したことで延期された。
その後、大会を運営する南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、ファンがさらに暴徒化する懸念があるため、アルゼンチン国内で試合を行うことは難しいとの見解を示していた。
カタール、マイアミ(米国)、ブラジル、コロンビアのスタジアムも候補地として挙がっていたが、南米諸国との航空網が整備されており、サッカーの注目度も高いマドリードが選ばれたという。
リベルタドーレス杯で優勝したチームは、12月12日からアラブ首長国連邦(UAE)で行われるクラブワールドカップ(W杯)に南米代表として出場する。