[17日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で優勝したアルゼンチン代表のリオネル・スカロニ監督は17日、リオネル・メッシは同国のレジェンドである故ディエゴ・マラドーナ氏よりも偉大な選手になったと話した。
アルゼンチンの多くのファンは長い間、メッシよりも1986年に同国にW杯トロフィーをもたらしたマラドーナ氏を評価してきた。しかし今大会、メッシは主将として、マラドーナ氏以来となる同トロフィーをアルゼンチンにもたらしたため、ファンの考え方が変わってきているようだ。
スカロニ監督はスペインのラジオ局COPEに「1人を選ばなければならないのなら、レオ(メッシの愛称)を選ぶ。マラドーナも偉大だったが、メッシは史上最高だ」とコメントした。
また、2018年にアルゼンチン代表監督に就任した際、同年W杯ロシア大会敗退後にしばらく代表から距離を取っていたメッシと話すことを優先したと告白。「最初にしたのはメッシとのビデオ電話だ。『戻ってほしい。君を待っている』と一番に伝えた。そして8カ月後、彼は戻ってきた」と話した。
メッシを指導することに関し、スカロニ監督は「難しくない。テクニカルなレベルで彼に直すところなどない。ただ、たまにプレスや一定の攻撃の仕方について指示することがあるだけ」とし、「決定機の匂いを感じたら、彼がナンバーワンだ」と続けた。
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