[マドリード 29日 ロイター] - サッカーのブラジル代表FWネイマールが2013年にバルセロナ(スペイン)に移籍した際に移籍金受領を巡り不正があったとされる疑惑で、スペイン検察当局がネイマールに禁錮2年と1000万ユーロ(約13億6200万円)の罰金を求刑することが29日に公開された裁判文書で分かった。
ネイマールは13年にサントス(ブラジル)からバルセロナに移籍。ブラジルの投資会社「DIS」によると、同社は移籍金の一部を受け取る権利を保有していたが、受け取った額が本来の額よりも少なかったという。
ネイマールにはビジネスを巡る汚職の罪で禁錮2年、3年間の事業活動禁止、1000万ユーロの罰金が求刑される。サントス、ネイマールのファミリー企業N&Nも起訴されている。公判はバルセロナで10月17日から始まる。
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に現在所属しているネイマールは不正を否定し、17年にスペインの高等裁判所に異議申し立てを行ったが棄却されていた。
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