[バルセロナ 15日 ロイター] - サッカーのスペイン1部、バルセロナの会長候補の1人、エミリ・ルソー氏は15日、リオネル・メッシの報酬は財政難の同クラブにとって負担が大きすぎるとし、その金額を縮小しつつ残留に努めたいとの見解を示した。
クラブ歴代最多得点記録のメッシは今夏に退団希望を公言し、当時会長だったジョゼップ・マリア・バルトメウ氏との確執も明るみとなったが、最終的にはクラブとの法廷闘争を望まず残留。ただ、現行契約は残り7カ月足らずとなっており、1月から他クラブとの交渉が可能になる。
ルソー氏はバルセロナで副会長を務めていたが、バルトメウ会長の運営方針に反発し、今年辞任。メッシに関しては、クラブ復権への道筋に確信が持てれば報酬減も受け入れるだろうとの考えを示している。
ルソー氏はスペイン紙ASで「クラブの現状では、メッシの報酬は持続不可能なため、彼と合意に達する必要がある。われわれは彼に魅力的なプロジェクトを提示する」とコメント。
そして「メッシが退団を口にした時、金銭については言及しなかった。彼は世界最高額を得ていて、報酬への不満で去りたかったわけではない。トロフィーを手にしたいから退団を希望している」と語り、チーム強化がメッシ残留の大きな要因になるとの見方を明かした。
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