[マドリード 23日 ロイター] - サッカーのスペイン1部、レアル・マドリードのFWビニシウス・ジュニオールが人種差別を受けた問題で、スペインの捜査当局が計7人を逮捕した。
ビニシウスは21日に行われたバレンシア戦で、試合中にファンから人種差別を受けたとして激高し、何度もスタンドを指さしてレフェリーに主張するなど試合が10分ほど中断。その後、当局は3人の男性を逮捕したことをツイッターで発表した。
また、クラブ練習場前の橋にビニシウスの背番号20のついたユニホームを着た人形がつるされる事件も発生し、当局がヘイトクライム(憎悪犯罪)として捜査し、4人を逮捕した。
スペインサッカー連盟(RFEF)は23日、バレンシアに対して5試合の一部スタンド閉鎖、および4万5000ユーロ(約672万円)の罰金処分を科した。
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