[マドリード 24日 ロイター] - サッカーのスペイン1部は24日、各地で試合を行い、レアル・マドリードが2─1でラヨ・バリェカノに勝利した。
レアルのビニシウス・ジュニオールは、21日のバレンシア戦で人種差別的な言動を相手ファンから浴びせられる被害に遭ったが、このゲームでレアルのサポーターは「私たち全員がビニシウスだ」という横断幕を掲げて連帯を示した。
また、レアルの選手らはビニシウスの背番号20のシャツを着てピッチに立ち、両チームのキャプテンは反人種差別のメッセージが書かれた腕章を着けた。バレンシア戦での退場処分による出場停止は取り消されていたビニシウスだが、この試合は登録メンバーから外れてフロレンティーノ・ペレス会長と共に観戦。スペインメディアでは、膝の負傷が報じられていた。
レアルはカリム・ベンゼマが先制ゴールを奪い、その後に追いつかれたもののロドリゴが決勝ゴールを奪った。また、アトレチコ・マドリードがエスパニョールと3─3の引き分けに終わったことで、レアルがアトレチコに代わって2位に浮上した。
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