[ドーハ 21日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で21日、米国人記者がスタジアムに入場しようとした際、一時的に身柄を拘束された。性的少数者(LGBTQ)を支援するため、虹色のシャツを着ていたことが理由という。カタールでは同性愛は違法とされている。
元スポーツ・イラストレイテッド誌の記者であるグラント・ウォール氏は1次リーグの米国対ウェールズ戦を観戦するため、アルラヤンにあるアハマド・ビン・アリ・スタジアムに入場しようとしたところ、警備員に止められ、シャツを脱ぐよう求められた。
さらに、この件についてツイートすると、携帯電話を取り上げられたという。ウォール氏は「私は大丈夫だが、あのようなことは不要だった」と投稿した。
ウォール氏はその後、警備責任者から謝罪を受け、入場が許可されたという。また、国際サッカー連盟(FIFA)の担当者からも謝罪を受けたと説明した。
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