[パリ 3日 ロイター] - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)が発表した第2・四半期決算は純損益が14億8000万ユーロ(15億1000万ドル)の赤字となったが、アナリスト予想(20億ユーロ超)よりも小幅にとどまった。
個人向け金融(リテール)、投資銀行の各部門の活動が拡大し、ロシア事業の売却による33億ユーロの損失の一部を相殺した。
銀行部門の純収入は70億ユーロ強に急増し、同行の予想を6億ユーロ上回った一方、営業費用は予想より少ない44億6000万ユーロだった。
グローバルマーケット部門の収入は23.3%増の15億ユーロ。内訳は、株式トレーディングが7.5%増の8億3300万ユーロ、債券・為替が50%増の6億8300万ユーロだった。
リテール部門はフランス国内の収入が8.5%増の22億6000万ユーロ、海外が12.7%増の12億7000万ユーロだった。
同行は5月にロシア事業ロスバンクの売却を完了した。
来年の退任を発表したフレデリック・ウデア最高経営責任者(CEO)の後任探しに関する発表はなかった。
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