[東京 5日 ロイター] - ソフトバンクグループ9984.Tは5日、傘下で半導体設計を手掛ける英アームが中国子会社持分の過半を現地の投資家などに売却すると発表した。現地資本を受け入れることで、事業機会の拡大を目指す。
アーム中国株式の51%を7億7520万ドル(約850億円)で売却する。売却先は現地の機関投資家や取引先など。6月中の売却完了を予定している。
この結果、アーム中国はソフトバンクグループの連結対象から外れ、持分法適用会社となる。
ソフトバンクグループは2018年4─6月期決算で売却益などを計上する見込み。
アーム売上高に占める中国事業の割合は約2割。過半売却後もライセンスやロイヤリティーなどの収入の大部分を受け取る予定という。
*内容を追加しました。
志田義寧
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」