[東京 22日 ロイター] - ソフトバンク9434.TとKDDI(au)9433.Tは22日、5月下旬に予定していた中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]製スマートフォンの発売を延期すると発表した。NTTドコモ9437.Tも夏に発売予定の「P30 Pro」の予約受付を停止した。米政府によるファーウェイ排除の動きが日本にも波及した格好で、今後、日本企業への影響がさらに広がる可能性がある。
ソフトバンクは格安ブランド「ワイモバイル」向け「P30 lite」の発売を延期した。KDDIもau向け「P30 lite Premium」とグループの格安スマホ会社UQコミュニケーションズ(東京都港区)向け「P30 lite」の発売をそれぞれ延期した。
発売延期の理由についてソフトバンクの広報担当者は「安心してお客さまに販売できる状況かどうか影響を確認中のため、発売の延期を決定した」と説明。
KDDI広報担当者も「(米政府による規制の)経緯や影響範囲など事実関係の確認を行っており、現時点で発売を判断するまでの確認には至っていないことから、総合的に判断して発売を延期した」とコメントした。
志田義寧 編集:内田慎一
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