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ソフトバンクG、ペッパー開発の仏ロボット事業売却へ交渉=関係筋

[東京 22日 ロイター] - ソフトバンクグループが、ヒト型ロボット「ペッパー」を開発したフランスのロボット事業の売却に向け、ドイツのユナイテッド・ロボティクス・グループと交渉していることが分かった。複数の関係者が明らかにするとともに、ロイターが文書を閲覧した。

 10月22日、ソフトバンクグループが、ヒト型ロボット「ペッパー」を開発したフランスのロボット事業の売却に向け、ドイツのユナイテッド・ロボティクス・グループと交渉していることが分かった。写真はペッパー。パリで昨年9月撮影(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

事情に詳しい関係者2人によると、両社の売却交渉は進行中で、合意に達しない可能性もあるという。ソフトバンクGが同事業の一部を保有し続けるかどうかは明らかになっていない。

両社は販売面で提携しており、ユナイテッドは10月からペッパーと二足歩行ロボット「NAO」の欧州における販売代理店となった。

ソフトバンクG、ユナイテッドとも、売却交渉に関するロイターの取材にコメントを控えた。ソフトバンクGは、ペッパーの事業を継続するとしている。

ロイターは6月、ソフトバンクGがペッパーの生産を昨年中止し、世界的にロボット事業の人員削減を進めていると報じた。フランスでは従業員約330人のうちおよそ半数を減らした。ソフトバンクGは2012年に仏ロボットメーカーのアルデバランを買収し、同社の感情認識技術を使ってペッパーを開発した。

ユナイテッドは、ドイツの産業用ロボットメーカー、ハーン・グループ創業者のトーマス・ハーン氏が設立した。同社のウェブサイトによると、ドイツとオーストリアに拠点を持つ。関係者2人によると、先ごろソフトバンクGの欧州ロボット事業を退職した営業などのスタッフを雇い入れた。

ソフトバンクGのロボット事業は、日本のソフトバンクロボティクスホールディングスが統括している。

ペッパーの販売が振るわなかったことで、ソフトバンクGは他社が開発した製品の販売に力を入れつつある。英国に販売拠点を置く一方、フランスの事業への依存を減らしつつある。

関係者2人とロイターが閲覧した文書によると、フランスでは「プラトン」という名の給仕ロボットの開発が進んでいた。しかし、日本の本社がこのロボットの発注を延期。他社が開発した類似のロボットを販売する契約を締結し、自社開発の製品は市場に出る機会が減りつつある。

(Sam Nussey 編集:基太村真司、久保信博)

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