November 4, 2015 / 6:17 AM / 5 years ago

米スプリントは十分キャッシュカウになれる=ソフトバンクG社長

[東京 4日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)の孫正義社長は4日の決算会見と説明会で、米携帯電話子会社スプリント(S.N)について、売上高は国内通信よりも大きいとして「固定費のバランスさえ取り戻せば、十分なキャッシュカウになれる」と述べ、再建に自信を示した。

 11月4日、ソフトバンクグループの孫正義社長は決算会見で、米携帯電話子会社スプリントについて「ここから反転すると、最近では自信を深めている」と述べた。写真は都内で5月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

スプリントは2016年度から恒常的に20億ドル超のコスト削減を目指す。孫社長は「内部的には20億ドルよりも大きな数字をもくろんでおり、これは最低限度だ」と指摘、その過程で「何千人規模」で人員削減する計画を明らかにした。固定費を削減するために15年度下期から16年度にかけて一時費用として10━12億ドルを計上する。

<安い料金プラン検討>

総務省の有識者会議は携帯電話料金の引き下げ策について議論を開始した。孫社長は「より安いサービスを求めるお客様にはより安いサービスを提供する」と述べ、安い料金プランを導入する意向を示した。わかりにくいとの批判が出ている通信料金から端末代の一部を割り引く手法についても、他の手法はないか検討する。

携帯電話会社が儲けすぎとの批判に対しては「お客様に価値を提供できていなくて、利益を出すのは良くないが、日本の携帯ネットワークは世界最高水準にあり、(米アップル(AAPL.O)製)iPhoneは世界一安く売られている。他の国と比べてどうなのかという点でも評価いただきたい」と理解を求めた。

<主要回線は苦戦>

4─9月期連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年比21.4%増の6857億円だった。コスト削減などで国内通信が堅調に推移したほか、ヤフー(4689.T)によるアスクル(2678.T)子会社化も寄与した。ただ、国内通信については、同社が重視するスマートフォンなどの主要回線の7─9月純増数は3万9000件にとどまり、新規獲得に苦戦している姿もあらためて浮き彫りになった。

孫社長は「以前は純増ナンバーワンにこだわって、見守り携帯やデジタルフォトフレームなど、こまごまとしたものを多く作ったが、利益への貢献は小さかった。いまは数ありきではなく、中身の方にこだわってやっている」と強調した。

売上高は前年比10.0%増の4兆4238億円、最終利益は同23.9%減の4266億円だった。最終減益となったのは、前年に計上した中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)上場に伴う持ち分変動利益がなくなったため。

*脱字を補って再送します。

志田義寧

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