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ソフトバンク上場、投資家の不安心理映す売出価格割れ

Japan's SoftBank Group Corp Chief Executive Masayoshi Son attends a news conference in Tokyo, Japan, November 5, 2018. REUTERS/Kim Kyung-Hoon

[東京 19日 ロイター] - ソフトバンク9434.Tが19日、東京証券取引所第1部に上場した。初値は1463円と売出価格1500円を2.5%下回った。地合いの悪さに加え、上場直前に大規模通信障害などトラブルが相次いだことも、売り圧力につながった。

初値で計算した時価総額は約7兆円と、国内トップ10に入る巨大企業が誕生した。親会社ソフトバンクグループ(SBG)9984.Tのソフトバンク保有比率は63.14%に低下するが、ソフトバングがSBGの子会社という位置づけは変わらない。

SBGの売り出し額は約2兆6000億円となり、上場時に約2兆3000億円を売り出したNTT9432.Tを超えて過去最大規模の調達となる。SBGは手取金を財務基盤の強化や戦略投資に充てる方針だ。

ソフトバンクの2019年3月期の業績予想は、売上高が前年比3.3%増の3兆7000億円、営業利益は同9.7%増の7000億円、最終利益は同4.8%増の4200億円と増収増益を見込んでいる。

ソフトバンクは「将来の事業基盤構築のための先行投資による減収影響はピークを超えた」としているが、この先楽観視はできない。人口減少時代に入り、国内通信は高い成長性が期待できない上、政府による値下げ圧力が強まっていることも逆風となる。大規模障害が発生したことで通信網の信頼性にも傷かついた。通信の信頼回復と人工知能(AI)関連など「非通信」事業をいかにバランスさせていくかが成長のカギを握りそうだ。

志田義寧

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