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ソフトバンクG、米携帯子会社スプリント減損処理せず

[東京 8日 ロイター] - ソフトバンクグループ9984.Tは8日、7日の決算発表で減損損失を計上した米携帯電話子会社スプリントS.Nについて、ソフトバンクグループは減損処理をしないと発表した。

スプリントは1─3月期決算で減損テストを実施した結果、見積もり公正価値が263億ドルと純資産額283億ドルを下回ったため、差額の20億ドル(2220億円)を減損損失として計上した。

これに対して、ソフトバンクグループのスプリント回収可能額は、スプリント公正価値から処分コストを差し引いて出資比率(84.4%)で案分した221億ドルとなっており、同社が計上しているスプリントの連結簿価220億ドルを上回っている。このため、減損損失を計上する必要はないと判断した。

ソフトバンクグループが計上しているスプリントの連結簿価が同社の純資産額(283億ドル)より低いのは、出資比率の影響に加えて、スプリント買収時の為替予約によるヘッジ影響額の約31億ドルがスプリントの連結簿価から減額されているためという。

スプリントが発表した1─3月期決算は、契約者数が予想以上に減少し、赤字に転落した。スプリントはTモバイルUSTMUS.Oと合併を計画しているが、プレーヤーの減少による競争後退を懸念する規制当局の承認がまだ得られず、市場ではネガティブな見方も広がっている。

TモバイルUSとスプリントは4月29日、同日に設定していた合併手続きの完了期限を7月29日まで延長した。

ソフトバンクグループは9日午後3時に2019年3月期決算を発表する。

志田義寧

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