[東京 26日 ロイター] - ソフトバンクグループ9984.Tは26日、人工知能(AI)関連企業などに投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」を設立すると発表した。ファンドの規模は現時点で約1080億ドル(約11.7兆円)に達し、今後さらに拡大する見通し。ビジョン・ファンド2を早期に立ち上げることで、ビジョン・ファンド1から途切れることなく投資できる体制を整える。
ソフトバンクグループは380億ドル(約4.1兆円)を出資。米アップルAAPL.Oや米マイクロソフトMSFT.O、台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループなどの海外企業に加え、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、第一生命、SMBC日興証券などの国内企業も出資者に名を連ねている。他の投資家とも出資協議が続いており、今後、ファンドの規模はさらに拡大する見通し。 ソフトバンクグループは投資先企業で緩やかなグループを構成する「群戦略」を推し進めており、ビジョン・ファンド2を早期に立ち上げることで戦略をさらに加速させる。
※内容を追加しました。
志田義寧 編集:山川薫
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」