May 9, 2018 / 10:44 AM / 4 months ago

欧州や国内クレジット投資拡大へ=損保ジャパン日本興亜運用計画

[東京 9日 ロイター] - 損害保険ジャパン日本興亜は9日、2018年度の一般勘定の運用計画で、収益安定化を目指してクレジット投資を続けていくが、米国社債がスプレッド縮小し、ドルのヘッジコストが上昇しているため、欧州のクレジット投資に範囲を広げていくほか、融資を含めた国内クレジット投資を拡大する方針を示した。

 5月9日、損害保険ジャパン日本興亜は2018年度の一般勘定の運用計画で、収益安定化を目指してクレジット投資を続けていくが、米国社債がスプレッド縮小し、ドルのヘッジコストが上昇しているため、欧州のクレジット投資に範囲を広げていくほか、融資を含めた国内クレジット投資を拡大する方針を示した。2016年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

海外のクレジット投資については「リスクの高い企業に投資すれば、利回りは確保できるが、欧米の景気サイクルがそろそろピークを迎えるとみている。このため高い利回りの追求より、これまで投資してこなかった欧州の投資適格級の社債を中心に投資の範囲を広げていきたい」と損害保険ジャパン日本興亜・運用企画部・運用計画グループ・グループリーダーの倉知秀利氏は話す。

また、従来から投資を行ってきた新興国債券については、「米国金利が上昇し、資金流出が起きるリスクや、ボラティリティーが上昇するリスクに鑑みて、徐々に残高を削減していく計画」という。

為替相場については、110円付近がフェアな水準とみているが、日米金利差が拡大するなかで、緩やかなドル高/円安を予想しているという。

ヘッジ外債の外債全体に占める割合は6割程度となっている。

損保ジャパン日本興亜は、昨年度に為替エクスポージャーを若干増やした。

今年度については、緩やかな円安シナリオを想定しているため、ドルが115円に達する局面では、利益確定をすることも含め、相場水準に応じて機動的に考えていく方針だ。

株式については「継続的に政策株式の削減を続け、1000億円程度の売却を予定する」(倉知氏)という。

日本国債については、超長期資金の受け皿として活用する以外は投資を拡大する計画はないが、イールドカーブが右上がりに上昇し、超長期で1%付近まで上昇するのであれば、ヘッジ外債を減らしたうえで、JGBの長期ゾーンに投資することも考えていくという。

リスク要因としては、米国のインフレ懸念拡大などから金融市場でリスク回避のセンチメントが広がり、特に財政が弱い新興国からの資金流出や、市場ボラティリティーの上昇などがある。また、米国の強硬な通商政策が、為替水準や企業活動に悪影響を及ぼす可能性も考慮する必要があるという。

2018年度末の予想水準

ドル/円:111―115円

日経平均:2万3000―2万5000円

日本国債10年物利回り:0.1―0.3%

米国債10年物利回り:3.1―3.6%

森佳子、植竹知子

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