[ニューヨーク/サンフランシスコ 11日 ロイター] - 米アルファベットGOOGL.O傘下のグーグルは11日、スマートスピーカー・メーカーの米Sonos(ソノス)SONO.Oが5つの特許を侵害したとして、サンフランシスコの連邦地裁に提訴した。
ソノスは5カ月前、別の特許4件の侵害で逆にグーグルを提訴しており、その1カ月後に米国際貿易委員会(ITC)が訴えを巡る調査に着手している。グーグルの提訴により、両社の対立が激化した。
グーグルは今回、ソノスがコントローラー・アプリやインターネットラジオ「Sonos Radio(ソノス・ラジオ)」など複数の商品で、許可なくグーグルの技術を「大量に」使用したとして提訴。「グーグルが特許侵害で他社を訴えるのは珍しいが、この件では知的財産権を主張せざるを得ない」とした。
ソノスのパトリック・スペンス最高経営責任者(CEO)は「グーグルは昔の泥棒男爵が拍手喝采したであろう、力ずくの戦術に打って出た」と批判し、2件の訴訟ともにソノスが勝つとの自信を示した。
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