[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)の競争法(独占禁止法)当局は1日、世界最大の音楽出版会社ソニー/ATVミュージックパブリッシングに関する故マイケル・ジャクソンさんの持ち分をソニーが取得する計画に問題はないとの認識を示した。
当局は声明で「買収はソニーのデジタル音楽販売業者に対する市場支配力を著しく高めるものではない」と説明した。ソニー/ATVミュージックパブリッシングはビートルズやテイラー・スウィフトさんらの楽曲の著作権を保有する。
ソニーと競合する米ワーナー・ミュージック・グループや中小規模の同業各社は、ソニーの音楽業界の支配力が強くなりすぎるとの懸念から、厳格な審査を求めていた。
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