August 31, 2018 / 1:26 AM / 22 days ago

韓国中銀、政策金利を据え置き 雇用や低インフレを懸念

[ソウル 31日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は31日、政策金利KROCRT=ECIを予想通り1.50%に据え置いた。6会合連続での据え置きとなる。ロイターが実施した調査では、エコノミスト19人中18人が据え置きを予想していた。

 8月31日、韓国銀行(中央銀行)は、政策金利を予想通り1.50%に据え置いた。6会合連続での据え置きとなる。写真は昨年5月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は会見で、国内の雇用危機やインフレが依然目標を下回っている点を強調し、年内の引き締め観測に水を差した。

総裁は雇用市場の回復に対する疑念が強まっていることに加え、内需によるインフレ圧力が弱いことは、政策担当者が静観姿勢を維持すべきことを意味していると述べた。

会見を受けて韓国の国債価格は全面高となり、すべての償還期間の利回りが低下した。

総裁はまた、「政府が福祉関連の補助金を増やしているため、消費者物価上昇率は7月の見通しを下回るだろう」と語った。

金融通貨委員会では、Lee Il-houng氏が利上げを主張して据え置きに反対票を投じた。

ロイターが実施した調査では、エコノミスト19人中13人が少なくとも1人の反対票を予想していた。

大信証券のエコノミスト、Kong Dong-rak氏はインフレに関する総裁の発言が市場の利上げ観測を抑制したとしつつ、米国の利上げによって資本流出に対する懸念は高まっているとも指摘。

「総裁はインフレが低下すると明言した。従って、利上げをすれば金融市場は落ち着くだろうが、利上げは簡単な選択肢ではない」と述べた。

同氏はさらに、「債券は不透明感が増大しているとの総裁発言に反応して上昇した。市場はこれを成長見通し引き下げの前兆と解釈した」と説明した。

韓国のインフレ率は2017年10月以降、中銀が目標とする2%を下回っている。

DBSのエコノミストは中銀の金利発表前、「成長減速を巡る懸念 が資本流出への懸念を上回り、今回の会合では利上げしないだろう」と指摘。「トルコ危機が新興国資産を圧迫しているものの、比較的強い韓国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を背景に、ウォンは依然としてアウトパフォームしている」と述べていた。

韓国政府は2019年予算案で雇用創出などを柱とする大幅な歳出拡大を提案している。

中銀は10月18日と11月30日に年内あと2回の政策会合を予定しており、ロイターの調査ではエコノミスト19人中11人が、米利上げに追随するため年内に1回利上げを行う可能性があると回答した。

*内容を追加しました。

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