[ジャカルタ 16日 ロイター] - インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は16日、中国やフィリピンなどが領有権をめぐり争っている南シナ海問題の解決に向け、積極的に関与していく方針を示した。17日の独立記念日を前にした演説で語った。
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は7月、南シナ海のほぼ全域にわたって主権が及ぶとする中国の主張を退ける判断を下した。フィリピンの主権を中国が侵害しているとする判決に中国は激しく反発し、受け入れを断固拒否する姿勢を貫いている。
ジョコ・ウィドド大統領は仲裁裁判所の判決に言及し、「インドネシアは平和的な話し合いを通じた紛争解決に向け積極的に関与する」と語り、「われわれは国際的な紛争の平和的解決に努める」と強調した。
同大統領はまた、警察・司法改革を推進する方針も示した。
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