[ソウル 16日 ロイター] - 韓国の大韓航空003490.KSは、警察が趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)専務に対しパワーハラスメントの疑いで調査を開始したことに伴い、16日付でヒョンミン氏を停職処分としたと発表した。
同社は発表文で、調査の終了後は適切に対処する意向を示した。
ヒョンミン氏は、質問に答えられなかった広告代理店のマネジャーに怒って水の入ったボトルを投げつけた疑いが持たれている。
大韓航空では2014年、ヒョンミン氏の姉で大韓航空の当時の副社長だった趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏が、ファーストクラスでのナッツの出し方に腹を立てて搭乗機を引き返させた「ナッツ・リターン事件」で大きな批判を受けた。ヒョンミン氏とヒョンア氏は、大韓航空の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の娘。
同社の労働組合は、ヒョンミン氏に辞任を要求している。
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