[ソウル 16日 ロイター] - 韓国金融委員会(FSC)は16日、金融不安への備えを改善するため、銀行に対し資本バッファーの強化を義務付けることを検討していると表明した。
早ければ今年下半期にカウンターシクリカル資本バッファー(CCyB)比率を現行のゼロ%から引き上げることを検討している。
FSCは、CCyB比率について、貸し出し急増を受けて2019年終盤に引き上げられていた可能性があるが、20年の新型コロナウイルス流行で引き上げることができなかったと説明している。
銀行監督を巡る他の規制ガイドラインも強化し、必要な場合、定期的なストレステスト(健全性審査)の結果に基づいて資本バッファーの強化を個別行に迅速に指示できる体制を整える方針も示した。
6月末までに最終調整し、今年下半期から実施する方針。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」