[ソウル 20日 ロイター] - 韓国産業通商資源省は20日、政府と電池メーカーが2030年までに共同で20兆ウォン(151億ドル)を投資して、固体電池を含む先端電池技術を開発すると発表した。
声明で「この共同投資により韓国は他国に先駆けて固体電池の商業生産を開始することが可能になる」と表明した。
世界の電気自動車(EV)用電池大手5社のうち、LGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKオンの3社が韓国企業で、世界のEV用電池市場で合わせて4分の1以上のシェアを占める。
同省によると、3社は製品と製造のイノベーションセンターとなる試作品工場を国内に建設する。固体電池や円筒形車載電池「4680」、コバルトフリー電池などの先端製品を海外拠点で大量生産する前に同工場で試験製造する。
電池向け正極材の国内生産能力を4倍にし、電池生産関連機器の輸出を3倍にすることを目指すとしている。
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