5月韓国消費者心理、1年ぶり高水準に＝中銀調査

［ソウル　２３日　ロイター］ - 韓国銀行（中央銀行）が２３日公表した月次調査によると、消費者心理は５月に改善し、約１年ぶりの高水準となった。一方、消費者のインフレ期待は低下した。

５月の消費者心理指数は９８．０と前月の９５．１から上昇した。過去２０年間の平均である１００は１２カ月連続で下回ったが、１２カ月間では最高となった。

向こう１年間の期待インフレ率中央値は３．５％と前月の３．７％から低下し、過去１２カ月で最低となった。

ただ、中銀幹部はブリーフィングで「公共料金引き上げを巡る不透明感やその他の要因から、インフレ期待が安定してきたと言うには時期尚早」と述べた。

調査は５月８─１５日に実施。その後、電気料金が５．３％引き上げられた。値上げは今年２度目。