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韓国、不動産関連リスク低減へ流動性プログラム延長

 5月24日、韓国金融委員会(FSC)は、不動産プロジェクトに関連するリスクが国内金融市場の信用収縮をもたらす事態を防ぐため、資産担保コマーシャルペーパー購入計画など一連の措置を発表した。写真はソウルの住宅地。2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 24日 ロイター] - 韓国金融委員会(FSC)は24日、不動産プロジェクトに関連するリスクが国内金融市場の信用収縮をもたらす事態を防ぐため、資産担保コマーシャルペーパー購入計画など一連の措置を発表した。

テーマパーク「レゴランド」事業のデフォルト(債務不履行)を受けた流動性逼迫に対応するため昨年11月に導入した1兆8000億ウォン(13億6000万ドル)規模のプロジェクトファイナンス資産担保コマーシャルペーパー(PF─ABCP)購入プログラムを来年2月まで9カ月延長する。

FSCは、短期金融市場の安定化や証券会社の管理可能なリスク水準にもかかわらず、不動産PFローン返済延滞率の継続的な上昇が見込まれているほか、PF─ABCPの保証総額が昨年終盤と同水準にとどまっているため、先制措置として一連の対策を用意したと説明した。

今回の措置には証券会社がPF─ABCPの保証を同じ期間のローンに転換し、不良債権を速やかに解消して財務状況を改善できるようにする措置も含まれている。

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