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韓国トラック運転手ストが拡大、半導体に影響も 現代自工場で生産減

[ソウル/蔚山 10日 ロイター] - 韓国のトラック運転手によるストは10日で4日目に入り、規模も拡大している。港湾などからの配送遅延で鉄鋼大手ポスコや現代自動車、起亜自動車が影響を受けており、半導体や石油化学製品向けの原材料輸送も滞る恐れが出ている。

韓国の現代自動車の国内最大工場の生産は、トラック運転手のストライキによる部品不足で、9日の生産が通常の半分に落ち込んだ。写真は、同社のロゴ。2022年4月13日にNYで撮影。(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

南部蔚山にある現代自の国内最大工場の生産は、ストによる部品不足で、9日の生産が通常の半分に落ち込んだ。同社の組合関係者が10日に明らかにした。同工場の正面では10日、約1000人の運転手がデモを行った。

同社の広報担当者は生産に一部混乱が生じているが、できる限り早期に正常化したいと述べた。

蔚山工場の通常の1日当たりの生産台数は約6000台で、高級車「ジェネシス」のスポーツタイプ多目的車(SUV)モデルや「アイオニック5」の電気自動車(EV)モデルが含まれる。

韓国政府の当局者によると、港湾の貨物取扱量で国内全体の1割程度を占める蔚山港では7日以来、コンテナの運搬が停止されている。国内のコンテナ取扱量の8割を占める釜山港では、コンテナの運搬が通常の約3割に、仁川港では2割に落ち込んだ。

国土交通省によると、トラック運転手の労働組合「貨物連帯」の組合員の約35%に相当する7500人程度が10日のストに参加する見通し。政府推定では全国のトラック運転手42万人の約6%が同労組に所属する。

労組幹部は10日、運転手らは蔚山で生産されている半導体向けの原材料輸送を拒否する計画だとロイターに明かした。また、市内にある石化コンビナートに入る車両の数は通常の10分の1に減っているとした。

尹錫悦大統領は10日、政府はストに関して中立姿勢を取る方針だと述べた。

労組は10日に政府と会合を開いたが、合意は成立しなかった。11日に再度協議を行う。

労組関係者は、ストを実施するための資金が9日に底をついたとし、ストがあと10日続く可能性は低いとの見方を示した。

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