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ロシア、イランの衛星打ち上げ ウクライナで利用との見方も

 8月9日、イランの人工衛星「ハイヤーム」が、ロシアのロケット「ソユーズ」でカザフスタン南部から打ち上げられ、軌道に乗った。ロシアの宇宙機関が明らかにした。写真はロシアの国旗。ニューヨークで2021年8月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[モスクワ 9日 ロイター] - イランの人工衛星「ハイヤーム」が9日、ロシアのロケット「ソユーズ」でカザフスタン南部から打ち上げられ、軌道に乗った。ロシアの宇宙機関が明らかにした。

ロシアのプーチン大統領とイランの最高指導者ハメネイ師は3週間前、協力して西側諸国に対抗することで合意。イランはウクライナでロシアの偵察能力を高めるために衛星が利用されるとの見方を否定し、イランが初日から完全に衛星を管理すると主張している。

米紙ワシントン・ポストは先週、衛星の打ち上げにより、ロシアによるウクライナの偵察能力が高まるほか、イランもイスラエルや中東の軍事目標監視で「前例のない能力」を獲得するとの米政府当局者の懸念を伝えている。

イランは、今回打ち上げた衛星について、放射線の研究や農業用の環境監視など、科学的研究のために設計されたと説明している。

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