[24日 ロイター] - ロシアの国営宇宙開発企業ロスコスモスは24日、昨年末に冷却剤漏れ事故が起きたロシアの宇宙船「ソユーズMS―22」の代わりになる宇宙船を打ち上げた。飛行士3人の地球帰還に使用する。タス通信が伝えた。
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたのは無人のソユーズMS―23で、25日にISSに到着する。
ロシア人2人と米国人1人の宇宙飛行士は3月にMS―22で帰還する予定だったが、2カ月前に発生した冷却剤漏れのため帰還できなくなっている。
ロスコスモスは今週、3人が9月にMS―23で帰還すると発表。損傷したMS―22は来月、無人のまま帰還する予定だという。
米航空宇宙局(NASA)とロスコスモスはMS―22の事故について、微小隕石が高速で衝突したことが原因とみている。
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