[マドリード 23日 ロイター] - スペイン国家統計局が23日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比2.6%増と、速報値の2.0%増から上方修正された。
速報値で0.5%減だった民間家計消費が前期比1%増に修正された。
観光産業への依存度が高いスペイン経済にとって夏季は重要な四半期。第3・四半期の経済活動の勢いが増したことが明らかになった。ただ、GDPは新型コロナウイルス流行前の水準を依然として下回っている。
第3・四半期のGDPは前年比では3.4%増。速報値の2.7%増から上昇修正された。
ただ、年前半の経済成長率が低かったため、今年の政府目標である6.5%増の達成は難しいとみられている。
第2・四半期のGDPは前期比1.2%増。改定前は1.1%増だった。第1・四半期のGDPは前期比0.7%減。改定前は0.6%減だった。
昨年のGDPは10.8%減だった。
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