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コロナ禍で大学教育のあり方が問われる中、早稲田大学ビジネススクール(WBS)は今まで以上に質の高い教育を提供し続けている。2020年9月に研究科長に就任した竹原均教授と教務主任の川上智子教授に、この一年のWBSの取り組みや意識の変化、ニューノーマル時代のMBAの重要性などについて話を聞いた。

―コロナ禍で先が見えない状況の中、WBSはどのような取り組みをされていますか?

竹原:早稲田大学全体としては2020年5月初旬の講義開始でしたが、 WBS は4月20日に先行して Zoom によるハイフレックス型講義を開始し、授業の遅れはほとんど生じませんでした。また、本年度9月期入学生にもコロナ禍で来日が不可能になった学生が少なくなかったのですが、DX(デジタルトランスフォーメーション)などを効率的に取り入れて一人も取りこぼすことのない教育を提供しています 。

学生と教員双方の意識も大きく変化しました。オンライン教育が有効な場面、対面でないと教育効果が不足する場面をともに考え、私たちはビジネス教育のあるべき姿を模索しています。

川上:全く同意です。竹原先生は新研究科長に就任されてすぐ DX委員会を立ち上げられました。それまで急場をしのいできましたが、今後組織としてどう取り組んでいくかという姿勢を教員の中で明確に共有できるようになりました。今まで正しいと思っていたことを俯瞰して、どういうバランスが一番いいのかというベストミックスを改めて考えることができたという意味でも、とても深い学びを得ることができました。振り返るとそう言えますが、本当に大変でしたね。けれども教職員全員が前向きで、率先して学ぼうという方ばかりでありがたかったです 。

竹原:数年後にコロナ以前の世界に戻れるとしても、従来の対面講義100%である必要はないでしょう。WBSには3つのミッションがあります。“actionable knowledge”の実践、“insightful leaders with global perspectives”の育成、“learning community”の形成です。ゼミや研究指導のように教員と学生が同じ場にいてディスカッションを通してlearning communityを形成していくプロセスは、オンライン教育だけでは難しいと考えています。

川上:ビジネス上最低限知っておかなければならない知識伝達型の講義に関しては、ライブ配信ではなく事前録画をして配信した方が学生は好きな時間に視聴できてより効率的に学習できるというメリットがあると思います。けれども、例えば私がどんな背丈でどういう立ち振舞いをする人か、などということも含めた全人格的なコミュニケーションもある程度できないと、ビジネスの場面では伝わらないことがたくさんあると思っています。

― 今、日本で MBAを取る意義、WBSを選ぶメリットは何でしょうか?

川上:欧米のビジネススクールは、年収や社会的なポジションが上がることを目的とする学生向けに、標準化された知識を与えることを明確にしているところがほとんどです。WBSは教員の個性がすごく際立っていて、その人からしか学べないことを大切にしつつ、国際認証で質の保証もしている「ハイブリッド型」です(注:WBSはMBAの三大国際認証と呼ばれるAACSB, AMBA, EQUISのうち、EQUISを2019年、AACSBを2020年に取得している)。長い人生の長期的なビジョンの中でより深く遠くに行ける。WBSはそういう位置づけのスクールだと思っています。

竹原:私の専門のファイナンス分野はものすごく流れが早く、大学卒業時の知識ではその先ずっとはやっていけないため,どこかで学び直さなければなりません。WBSはコンサルティングファームのトップであったような優れた実務家教員と研究者教員から構成されています。教員と学生とが作り上げるlearning communityの中で、机上の知識をactionable knowledgeに深化させていく過程、それがWBSで学ぶべきことだと考えています。

川上:学生も優秀な方がたくさん来てくれます。

竹原:学生と様々な課題についてディスカッションするのが楽しいですね。私たちも気づきがありますし 。

川上:本当にそう思いますね。学生もバラエティに富んでいて、みなさんここに来た動機がバラバラです。会社で昇進したいという単一の動機ではないので。こういう方々が集まって面白いlearning communityが生まれているのだと思います。

竹原:教科書を読めば済む断片的な知識を得ること、あるいは単にビジネススクールというコミュニティの一員であることだけが目的であれば欧米でMBAを取るのもいいと思います。しかし個々の持つ実務経験、そしてアカデミックな研究の蓄積を踏まえ、普遍化・一般化された、適用可能条件と有効性の理由が明確化された知識をactionable knowledgeだとするなら、その獲得には日本の市場、企業、文化に特有なものまで理解しなければいけない。その点で、日本のビジネススクールが果たす役割があり、その中でもWBSの特色は際立っていると思います。

川上:日本は世界のどの国とも違うユニークなコンテクストを持っているローカル市場で、経済のインパクトも大きい。それを理解しようと思ったら日本のスクールで学ぶ方がいいと思います。英語で教育も行っており、グローバル志向が強いスクールでもあります。留学生との交流も非常に盛んです。留学生がたくさんいる環境で日本のコンテクストも学べる。この両方を追えるのが WBSかなと思っています 。

―最後にWBSに興味がある方へのメッセージをお願いします。

竹原:厳しい言い方になりますが、変われなかったら「いらない人」になってしまいます。でも自分を変えようと思った時に一人だけで変われる人は多くはないです。目的意識を共有する仲間と一つのことに取り組むといったきっかけがないと、人は最初の一歩を踏み出せない。そのためのひとつの選択肢がWBSです。

川上:私は今年度の学生はかわいそうだったなと思っていましたが、ある学生が「良かった」と言ったのです。「去年までの人はこれを知らなかったわけだから、価値観が大きく変わったこのタイミングでここに来られていて良かった」と。2020年度は新しい時代の幕開けでした。今までは自己研さんとか少し先延ばしにしようと思える理由があったかもしれませんが、もう待ったなしです。多くの企業も業態転換をしている中、個人も今変わらないといけないという状況が生じていると思います。

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WBSでは本当に鍛えられます。睡眠時間も一生のうちですごく減るので、それを乗り越えるだけでも生きていくパワーがつくし、それも一人ではなくて仲間と一緒に乗り越えていくという経験をするというのは意味があると思います。応援しますので、是非WBSに来てください!

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