for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

テニス=波瀾万丈のベッカー氏、超越には「クレイジーさ必要」

男子テニスで元世界ランキング1位のボリス・ベッカー氏は、波瀾万丈の人生を振り返り、超越するには「少しクレイジーでなければならない」と語った(2023年 ロイター/Michele Tantussi)

[ベルリン 19日 ロイター] - 男子テニスで元世界ランキング1位のボリス・ベッカー氏(55)は19日、波瀾万丈の人生を振り返り、物事を超越するには「少しクレイジーでなければならない」と語った。

ベッカー氏は17歳だった1985年、四大大会のウィンブルドン選手権で初優勝。ノーシード選手としては史上初、史上最年少での同大会シングルス制覇だった。

キャリアでツアー通算49勝、四大大会6勝を挙げ、世界ランキングで1位にも輝いたベッカー氏だが、コート外では自己を管理できず、睡眠薬中毒になったり、2017年に破産宣告を受けた際に数十万ポンドの資産を隠したため、昨年4月にロンドン裁判所から2年6カ月の実刑判決を言い渡されたりと問題を抱えていた。

ベルリン国際映画祭での自身のドキュメンタリー映画上映を前に、ベッカー氏は記者会見で「17歳でウィンブルドンで優勝するというのは非常に難しいことだ。常識のレベルを超え、誰も成し遂げたことのないことをやるためには少しクレイジーでなければならない」と述べ、「スポーツの世界チャンピオンに他の皆と同じようにやることを求めるが、われわれは違うんだ」と続けた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up