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ボクシング=IBAがロシア選手ら出場を後押し、ボイコットに懲戒も

 3月3日、IBAのウマル・クレムレフ会長は、ウクライナ侵攻を続けるロシアと協力国のベラルーシの選手について、母国の旗の下で競技すべきだとの見方を示した。スイスのローザンヌで2021年6月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[3日 ロイター] - 国際ボクシング協会(IBA)のウマル・クレムレフ会長は3日、ウクライナ侵攻を続けるロシアと協力国のベラルーシの選手について、母国の旗の下で競技すべきだとの見方を示した。

IBAは昨年10月、国際オリンピック委員会(IOC)の指導に反してロシアとベラルーシの選手への出場停止処分を解除している。

クレムレフ会長はロイターに対し、「(両国の選手は)参加すべき。状況に応じて与えられる特権のようなものであってはならない。それぞれの国際協会がそのような基準を持つべきだ」とコメント。「われわれは国際協会としてアスリートを守らなくてはならない。選手にとって最も重要なのは、彼らの国歌が流れ、国旗が掲げられることだと理解すべき」と持論を述べた。

さらに同会長は「IOCは勧告を出すことはできるが、彼らの憲章にはアスリートを罰したり、その権利を侵害することはできないと明記されている」と続けた。

なおIBAは、ロシアとベラルーシの選手の参加を理由に世界選手権のボイコットを計画したとして、米国やチェコ、スウェーデンなど11カ国への懲戒手続きに着手している。

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