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ボクシング=IBA、世界選手権ボイコットを非難 「苦情殺到」

国際ボクシング協会(IBA)は16日、米国が主導する世界選手権のボイコットを非難し、関係国から多くのボクサーが参加することを望んでいると述べた。スイスのローザンヌで2021年6月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[16日 ロイター] - 国際ボクシング協会(IBA)は16日、米国が主導する世界選手権のボイコットを非難し、関係国から多くのボクサーが参加することを望んでいると表明した。

IBAはロシア人のウマル・クレムレフ氏が会長を務め、ロシア国営のエネルギー企業ガスプロムが最大のスポンサー。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアとベラルーシの国名を使用しての大会出場に強く反対しているが、IBAは両国のボクサーに国旗と国歌とともに競技に参加することを認めている。

こうした状況とIBAのガバナンス(組織統治)問題から、米国は先週、今年の世界選手権をボイコットすると表明。アイルランド、英国、チェコ、スウェーデン、カナダもそれに続いた。

IBAの事務局長兼最高経営責任者(CEO)であるギリシャ人のジョージ・イエロリンポス氏は各国の連盟に送った書簡で、ボイコットの決断は「勝手に行われた」と主張。「この決定を支持しない、大会参加に即時支援を必要とする選手、コーチ、技術委員、競技委員から絶え間ない苦情が続いている」と記した。

IBAは先週、ボイコットした国から世界選手権に出場したい選手に経済的支援を提供することを約束。イエロリンポス氏は、ボクサーらは直接選手登録できると述べた。

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